フェルメール
ヨハネス・フェルメール(1632年10月31日? - 1675年12月15日? 本名ヤン・ファン・デル・メール・ファン・デルフト (Jan van der Meer van Delft))は、ネーデルラント連邦共和国(現オランダ)の画家で、バロック期を代表する画家の1人である。映像のような写実的な手法と綿密な空間構成そして光による巧みな質感表現を特徴とする。 印象派と並び、日本人に最も愛されている西洋画家の一人。レンブラントやフランス・ハルスに並ぶ17世紀オランダを代表する画家。
現存作品は非常に少なく、三十数点しかない。
元々、物語画家だったが、途中から風俗画家に転じた。
フェルメールの絵画の特徴は「静謐」だという点にある。それは一つには考え抜かれた安定した構図と調和のとれた光の表現にあるのだろう。
光の表現について、高階秀爾は『名画を見る眼Ⅰ』で「対象そのものよりもその対象の上の光の効果を体系的に追求したのは、言うまでもなく印象派の画家たちであり、その点にこそ印象派の「近代性」があったのだが、とすればフェルメールは、二百年も早く、印象派の問題を先取りしていたわけである。」と書いている。 日本人に特に知られている代表作は10点くらいありそうだが、下に《真珠の耳飾りをした少女》と《絵画芸術》、《天秤を持つ女》を置いてみる。
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フェルメール《天秤を持つ女》、1665年、File:Woman-with-a-balance-by-Vermeer.jpg|Wikimedia Commons
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フェルメール《真珠の耳飾りの少女》、1665年、File:Johannes Vermeer (1632-1675) - The Girl With The Pearl Earring (1665).jpg|Wikimedia Commons
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フェルメール《絵画芸術》、1666年、File:Jan Vermeer - The Art of Painting - Google Art Project.jpg|Wikimedia Commons