ビジネスの話は勉強して備える
2022/05/29
金の話は生々しい。しかし、太宰治の「かすかな声」に書かれていることを信じてみることも悪くないかも。 信じて敗北する事に於いて、悔いは無い。むしろ永遠の勝利だ。それゆえ人に笑われても恥辱とは思わぬ。けれども、ああ、信じて成功したいものだ。この歓喜!
だまされる人よりも、だます人のほうが、数十倍くるしいさ。地獄に落ちるのだからね。
不平を言うな。だまって信じて、ついて行け。オアシスありと、人の言う。ロマンを信じ給え。「共栄」を支持せよ。信ずべき道、他に無し。
・平生はみんな善人なんです。少なくともみんな普通の人間なんです。それが、いざという間際に急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです。だから油断ができないんです。
・金さ君。金を見ると、どんな君子でもすぐ悪人になるのさ。
「こころ」で先生は叔父に財産を騙し取られる(先生の人間不信の要因その①)。
だからこういうビジネス的な話は信頼していないわけではないが食い物にもされないために勉強して備えるのがベターな処世術なのかもしれない。