バルバロイ
Wikiではギリシア人が他民族に対する呼称で使われたバルバロスの複数形。 バルバロスとは「聞きづらい言葉を話す者」または「醜い言語を話す者」の意味。
とある。
コトバンクの日本大百科全書またはブリタニカ国際大百科事典には、より詳しい説明がされている。
初期では異民族のように価値中立的だったものがギリシア・ペルシア戦争を経験したことで、ネガティブな侮蔑と、特にペルシア人に対しては女々しさの意味を込めて使うようになったという。(ギリシア人の、ペルシアに対する軽蔑とそれまでの大国への憧れは出土品などから垣間見ることができる) バルバロイはギリシア文化を吸収したローマ以降にも使われたが(本来の野蛮人の意味で)、女々しさまでは引き継がれなかったようだ。 また著者によってはギリシア語が母語ではない異国人にギリシア語を話させると、「バル、バル」という音が混じることが由来になっていることがあり、日本で翻訳されていない異説は他にもあるのかもしれない。