バウムガルテン
バウムガルテン(Baumgarten, Alexander Gottlieb)
ドイツの哲学者、美学者。美学Aestheticaという名称の創唱者。 1737年ハレ大学員外教授,40年フランクフルト・アン・デア・オーデル大学教授。 C.ウォルフの弟子。ライプニッツ、ウォルフの影響を受け、認識を上級認識 (悟性的認識) と下級認識 (感性的認識) とに区分し、前者の学を論理学、後者の学を感性的認識の学すなわち美学とし、『美学』 Aesthetica (I,1750,II,58) の冒頭において「美学は感性的認識の学である」と明確に定義した。なお、彼はドイツ語の哲学用語を多く定めた。主著はほかに『詩についての哲学的省察』 Meditationes philosophicae de nonnvillis ad poema pertinentibus (35) ,『形而上学』Metaphysica (39) ,『倫理学』 Ethicaphilosophica (40) ブリタニカオンラインジャパン「美学」