トキポナの年始の挨拶
コミュニティ見た感じ、トキポナで「あけましておめでとう」はsike sin pona a! のようだ。久住哲.icon
この言い方は英語のHappy new year! に近い。
sikeが年を意味し、sinは新を意味し、ponaは良いを意味するので、直訳すると、「良い新しい年ね!」となる。ちなみに、aは感情の昂りなどを表現する。
人によってはtenpo sike sin pona! と言う人もいた。
sikeのコアな意味は円環とか丸であり、年という意味はその派生である。
tenpo sikeと言うことで「回る時間→1年」を表す。
トキポナ上級的な表現だな〜と思ったのは、sike sin li kama la ona o pona tawa sina tawa kulupu! というものだった久住哲.icon
これには「条件文的な要素 la」と「命令文的な要素 o」が含まれているが、条件提示でもなければ命令でもない。
直訳すると、新しい年が来るという観点において、それよ、あなたにとって、コミュニティにとって、良くあれである。
もう少しちゃんと訳すと、新年が来ましたが、この年があなたとこのコミュニティにとって良いものでありますようにと訳せるだろう。
この言い方は日本語の「あけましておめでとう」という言い方に近いかもしれない久住哲.icon
この文のようにoを自在に使いこなしているのを見ると、「トキポナをうまく使っているなあ」という印象を受ける久住哲.icon
この文の場合、有生性を持たないsikeを指示対象として持つ指示代名詞onaへと呼びかけているというのが、斬新だと思った。
mun o suno e ale! (月よ全てを照らせ)みたいな言い方は擬人法的なニュアンスも感じられるのでまだ分かるが、sike o pona! (年よ良くあれ)はけっこう命令とは遠ざかっている。