デソワール
1867年、ベルリン生まれ。デソワールは1884年に神智学協会のドイツ・ロッジに入会した。1889年、神智学雑誌『スフィンクス』に掲載された論文のなかで彼は、通常心理学の領域にも病的心理学の領域にも属さない心理学の部分を「超心理学」と呼ぶことを提案した。デソワールは1889年にベルリンで哲学の博士号を、1892年にはヴュルツブルクで医学の博士号を取得した。そして彼は1897年、フンボルト大学ベルリンで心理学の正教授職を得た。彼の主要的関心は美学の心理学にあり、体系的な芸術学の新たな基礎付けに取り組んだ。