ソリテス・パラドックス
述語の曖昧性から生じるパラドックスの一種。代表的なものに「砂山のパラドックス」、「ハゲ頭のパラドックス」、「ロバのパラドックス」
「砂山のパラドックス」→「砂山から一粒砂を取り除いても砂山であるが、この作業を繰り返し、最後の一粒だけ残った状態でも砂山といえるか」
→残った一粒の砂も砂山であるという結論が導かれるが、いみいみ多くの場合、一粒の砂を砂山と呼ぶのには抵抗がある
→これは「砂山」という語の意味の曖昧さによる。意味が曖昧な語を扱う場合の議論では、自分が用いるその言葉がどのような範囲を指すのか(ボーダーライン)、周囲と諒解がとれているかを確認することで、無駄な衝突が避けられる。
(例)「新しい企画を決めよう」、「あなたにとって若者とは?」