ストア派
ストア派(ストアは、希: Στωικισμός、英: Stoicism、ストイシズム)は、ヘレニズム哲学の一学派で、紀元前3世紀初めの古代ギリシャでゼノンによって始められた。
自らに降りかかる苦難などの運命をいかに克服してゆくかを説く哲学を提唱した。例えば、知者すなわち「道徳的・知的に完全」な人は、判断の誤りから生まれる破壊的な衝動などに苛まされることはない、と説いている。
ストア派が関心を抱いていたのは、宇宙論的決定論と人間の自由意志との関係や、自然と一致する意志(プロハイレーシスと呼ばれる)を維持することが道徳的なことであるという教説である。このため、ストア派は自らの哲学を生活の方法として表し、個々人の哲学を最もよく示すものは発言内容よりも行動内容であると考えた。
ストア派 - Wikipedia
ストア哲学とも呼ばれる。
通俗的にはストア派が禁欲主義、エピクロス派が快楽主義といわれているが、両者は共通点も多いらしい。
ストア派は、「自身を厳しく律し、禁欲的に己を持する様」を意味する「ストイック」の語源にもなっている。
ストア派の代表的人物
ゼノン
クリュシッポス
エピクテトス
セネカ
マルクス・アウレリウス