ジョルジョ・アガンベン
1942年ローマ生まれのイタリアの哲学者で、現代の大陸哲学・政治哲学を代表する一人として広く読まれている人物
法律と哲学を学び、シモーヌ・ヴェイユの政治思想を論じる学位論文を書き、さらにハイデガーのセミナーにも参加している
最も有名なのは、『ホモ・サケル(Homo Sacer)』を中心とする仕事
政治や法が「人間の生」をどう扱うかを掘り下げて、主権、例外状態、剥き出しの生(bare life)といった概念を強く打ち出した。とくに、ギリシア語の zoē(自然な生) と bios(政治的・社会的に形づくられた生) の区別を手がかりに、西洋政治は「生」を外に追い出すように見えながら、実はその排除によって逆に取り込んでいる、と論じた
アガンベンは、国家や法はただ秩序を守るだけではなく、非常時を口実にして「誰の生が守られ、誰の生がむき出しにされるか」を決める力を持っている、と考えた