ゴリラについて
ゴリラのユーモア
ゴリラからは、時としてヒューマンに近いユーモアセンスを感じることがある。
以下の動画をご覧頂きたい。
https://youtu.be/_X57lHbQP6k?list=PLaCFri0OziG-2k1f7s1QsyorWteeqIb_o&t=288
この動画でゴリラは、自然保護活動家ダミアン・アスピノールの妻ヴィクトリアの帽子を取り上げてかぶり、彼女をおちょくっている。
興味深いのは、彼がヴィクトリアの帽子を取り上げた後、横目で彼女のリアクションを観察しているところだ。
ただ帽子に興味があったというだけではなく、まるでこのイタズラが彼女にウケたかどうかを確認しているようにも見える。
こうした見方は少しヒューマンの思考様式をゴリラに帰属させ過ぎであろうか?
ちなみに感染症に弱いゴリラにここまで密着するのは本当はあまりよろしくない。
それにしてもゴリラはヒューマンのものを身に着けるのが好きである。
https://youtu.be/I9I_QvEXDv0?list=PLaCFri0OziG-2k1f7s1QsyorWteeqIb_o&t=65
ゴリラの威嚇
https://www.youtube.com/watch?v=tz0avWZoqjg
ゴリラと言えばドラミングが有名であるが、ゴリラの威嚇方法は多様であり、ただ胸をポコポコ叩くばかりではない。
臆病なゴリラの威嚇は基本的にはヒット&アウェーである。
木の枝を折ったり地面を叩いたりして大きな音を出し、すぐさまその場を離脱するクレーバーな威嚇。
ただどの方法を見ても、「相手を怯えさせる」というよりは、「自分が不満である」ことを表明するために威嚇が使われることが多い。
攻撃は最後の手段である。
https://youtu.be/ODyB9i6bGwQ?t=400
上の動画では、ゴリラは明らかにこの女性がそのスペースにいることに不満を持っている。
しかしいきなり攻撃を加えるような非紳士的な行動はしない。
まずは鼻を鳴らしながら近くを通り過ぎたり、木をへし折って大きな音を出したりして、自分が不満であることを彼女に伝えようとしているのだ。
不満の表明はヒューマンのコミュニケーションにおいても重要ではないだろうか。
https://youtu.be/2wBXgyAV-nM
普段は紳士たるゴリラではあるが、度重なる不敬には直接的な攻撃を行うことも辞さない。
この動画ではヒューマンが大勢でゴリラを笑いながら眺めまわしており、ゴリラは明らかに不満を抱きながら徘徊している。
そこにヒューマンがドラミングという挑発行為を行ったことで、いかに温厚なゴリラといえども耐えかねて攻撃するに至った。
荒っぽい行為ではあるが、このゴリラは敬意をもって相手と接することの重要性を説いている。礼を失することは命を失することにも繋がる行為なのだ。
五郎.iconゴリラを見習って威嚇の練習をしてみよう
https://gyazo.com/9d938b88e6a2df7fb8ef76df04dac4bb💗