ギャンブラーの誤謬
赤黒のルーレットのような、1回ごとの思考が独立なランダム事象系列に対して、一方が連続で出た後はもう一方が出るにちがいないと考えてしまう誤り
(例)「これだけ回ったんだから、そろそろ大当たりが出るだろう」と考え、お金をつぎ込み続けてしまう
→パチンコをはじめとするギャンブルに興じる人々が陥りやすい誤った思考法。 赤黒のルーレットを回してすでに黒が連続で4回出ているとする。このとき、5回目に黒が出る確率は
1/2 × 1/2 × 1/2 × 1/2 × 1/2 × 1/2=1/32(3.125%)
しかないから、次に黒が出る確率は極めて低いと考えられるため、「次は赤に賭けよう!」となってしまう。
しかし、赤と黒が出る確率は常に1/2であり5回目に黒が出る確率も当然1/2である。そのため、次に何色が出るのかについての確率はそれまでに何色が出たかの結果には影響を受けないのだ、ということを常に意識しておく必要がある。