エングラー校訂版
『ソシュールを読む』では、これを読んでいる。
ソシュールの『一般言語学講義』を再編集したもののひとつです。
1967年〜68年にかけて第一巻が刊行されたみたいです。
特徴としては、コンスタンタンのノートを含んでいるということ。
神話・伝説研究やアナグラム研究は含まれていない。
これはゴデルの原資料も同様。
これを扱ったのがスタロビンスキーの『語の下に潜む語』
バイイ・セシュエによる『一般言語学講義』』をベースとしているそうです。
これはつまり、彼らが取り上げなかった内容については、同じく取り上げていないことを意味します。
その目的は、『一般言語学講義』を、それの基となったテキストと見比べることができるようにすることであった。
なので、構成は『講義』という本にもとづく。
cf. 『ソシュールを読む』p42-46