アッタール
ファリードゥッディーン・アッタール(ペルシア語: فَریدالدّین عطّار Farīd al-Dīn ‘Aṭṭār: 1140年代頃 - 1221年頃)は、現在のイラン東部、ホラーサーン地方ニーシャープール出身の、代表的なホラーサン派神秘主義詩人。全名はファリードゥッディーン・アブー・ハミード・ムハンマド・ブン・イブラーヒーム・アッタール・ニーシャープーリー ペルシア語: فَریدالدّین ابوحامِد محمّد بن ابراهیم عطّار نيشاپورى Farīd al-Dīn Abū Ḥāmid Muḥammad b. Ibrāhīm ‘Aṭṭār Nīshāpūrī、ファリード・アッタールの雅号で知られている。代表作は韻文では『鳥の言葉』 英: The Conference of the Birds)、散文では『神秘主義聖者列伝』がある。ジャラール・ウッディーン・ルーミーはじめ後世のスーフィー詩人たちに多大な影響を与えているが、自著で自分自身についてはほとんど語っていない事もあり、その生涯については後世に付加されたと思われる伝説的な色合いの逸話が多く、詳しく分かっていない。単にアッタールとも呼ばれる。