はじめの読書論アウトライン
自分の読書論を、論文風にかなり長文にまとめることを想定して、ここにアウトラインを作ることにしてみる。(ここをキャンプ地とする。)はじめ.icon
序章 自分の読書スタイルの紹介
少しずつ複数の本を同時並行で読んでいく
音読ベース
決まった時間に決まった本を割り当てる
定める領域と定めない領域を設ける
第一部 なぜその読書スタイルを採用するか
第一章 従来の読書スタイルに不満を感じていた
情報を拾えていない
先に進むことを考えすぎる
読破という欲望
ページ数を気にする自分
第二章 この読書スタイルのメリット
第一章をそのまま裏返したものになる
情報を拾える
先に進むことを考えなくなる
苦手なものにも取り組みやすくなる
読みたい本を全部読める
自分の学びたい領域を散りばめておけば、自動的に知識が手に入る
第三章 背景にある読書哲学
1行に全ての情報が詰まっているという考え方
読書は読んでいない時間が大事
厳密性、正確性より、継続性、楽、楽しさを優先する
長期的な継続性は、短期的な厳密性を凌駕する
続けていれば、厳密性、正確性は後から自然とついてくる
オペラント条件付けと読書
飽きる前にやめることが継続性を作る
言葉の意味を求めすぎると挫折する
言葉の意味を求めるには、その言葉に応じた時期がある
時期が来ていないときに、言葉の意味を求めると挫折感につながる
言葉の意味は求めるのではなく、自然と生じるもの
考えたことしか身にならない
いかに判断コストを下げるか
第二部
第二章 技法論
一行読みは退化ではなく進歩である
外国語が一行読みを可能とする
多読と精読
一週間に一度の30分よりも、毎日の5分
減点法ではなく加点法で考える
「苦手」は絶対的なものではない
第三章 何を読むべきか
読書と欲望
欲望の種類
短期的、中期的、長期的
感情と情動
「何を読むべきか」に正しさはない
第四章 難しい本を読むとき
一冊目から原典を読んでもいい
言葉の意味を求めすぎない
読書は体験である
客観的な読みを求めすぎない
自分の感じたことを大事にする
脳は意外と情報処理をしている
哲学者と向き合うだけでなく、哲学者と同じ目線に立ってみる
その哲学者が数学に問題意識を持っているならば、数学を学んでみる
これとは逆に、自分が数学に問題意識を持っているから、数学に関心のある哲学者を選んでいるということもある
ここら辺は意識的にというよりは、けっこう無意識的な選択がなされており、後から問題意識が似ていたということに気付くということもある
なぜ自分がその哲学者を選んでいるのかというのはけっこう重要な問い
第五章 挫折の原因
自分の訓練量と習得量の想定を見誤ること
感情が拒否しているのに、無理に続けること
第六章 音読と黙読
黙読は感情の影響を受けやすい
音読は感情の影響を受けにくい
第七章 なぜ読書をするのか
役に立つから
読みたいから
楽しいから
生きるため
その瞬間を乗り越えるため
一日を乗り切るため
心の潤い
心の拠り所
心を整える
孤独感の解消
心を鎮める
次の行動への転換ポイント
心の栄養補給
第八章 なぜ完全に自由ではいけないのか
ものしたい領域や人物がある場合、読みたいときに読むだけでは一向にものにできない
ここに読みたい読みたくないを越えてルーティン化する必要性が出てくる
ルーティン化と音読は相性がいい
音読は肉体的領域だからコントロールがしやすい
ルーティン化する理由
ルーティン化することにより自分の意志が介在しなくなる
自分の意志が介在すると飽きや嫌悪感、失望などにつながりやすい
第九章 外的な力を利用する
外的な力とは何か
例えば、数を数えること
時間が経過してゆくことなど
前から順番に読むことと拾い読みをすること
前から順番に読むのは外的な力を利用して読んでいる
そこに自分の意志が介在しない
拾い読みをする場合は自分の意志に基づいて読んでいる
この場合加速度的に情報を吸収できる場合があるが、長続きはしない
自分の意志に基づくため疲れが出やすい
適度に使う分には有効な方法である
ルーティン化することも外的な力の利用につながる
だから楽になる
音読も外的な力の利用につながる
そこに自動性みたいなものが出てくる