さとり世代
堅実で高望みをしない、現代の若者気質を表す言葉。インターネットの掲示板「2ちゃんねる」で生まれ、広まった。1980年代半ば以降に生まれ、主に2002~10年度の学習指導要領に基づく「ゆとり教育」を受けた世代に当たる。 具体的な特徴として、「車やブランド品に興味がない」「欲がなく、ほどほどで満足する」「恋愛に淡泊」「海外旅行に関心が薄く、休日を自宅やその周辺で過ごすことを好む」「節約志向で無駄遣いはしないが、趣味にはお金を惜しまない」「様々な局面に合わせて友達を選び、気の合わない人とは付き合わない」などが挙げられる。
この世代は、高度成長期後のモノが十分に行き渡っていた時代に生まれ、物心ついたときにはバブルが崩壊し、不況しか知らない。一方で、情報通信技術の進歩と共に、当たり前のようにインターネットに触れてきた。このように成熟した時代に多くのネット情報に触れる中で、彼らは現実的な将来を見通して悟ったようになり、無駄な努力や衝突を避け、過度に期待したり夢を持ったりせず、浪費をしないで合理的に行動するようになった、と見られている。
このような若者の生活スタイルや消費動向は、『欲しがらない若者たち』(山岡拓著、日本経済新聞出版社、2009年)、『「嫌消費」世代の研究』(松田久一著、東洋経済新報社、2009年)などで指摘されてきた。
(原田英美 ライター / 2013年)
おそらく長期化している経済不況とも関係があるのではないかと言われている。
1980年半ば以降ということはアープラノート民のボリューム層か?
最近では「Z世代」(1990年半ばから2010年代生まれの世代を指すことが一般的)なる言葉もある。 こちらの方が一般的か。
次の呼称はすでに決まっている。「α世代(ジェネレーションα)」である。こちらは概ね「2010年代から2020年代中盤(もしくは終盤)にかけて生まれる世代」。 先進国はどこも似たような傾向があるのだろうか。
最近ネットで話題となったZ世代(さとり世代)の画像。
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