『言霊の日本史』井沢元彦
最初から朝日新聞の悪口を書いてあってこれは良い本だと思った
言霊とは
言葉と実体がシンクロする
ある言葉を唱えることによって、その言葉の内容が実現する
言挙げとは
言霊を生かすためにはそれを口に出すという行為
歌会始
今度これのお題に沿って歌会したいね
日本は言霊を信仰している
言論の自由
意見=責任ではない
意見を言ってその通りになったからといって、その意見を行った人に責任を問うべきではない
×「雨が降りそう」→雨が降った→「お前が言ったから本当に降ったんだ」
差別語
言葉狩り
敵性語追放、差別語追放
「縁起が悪い」言葉は不幸を招く
イミナ
本名は知られてはいけない
本名は『悪』に目をつけられる
現代だと、ネットなどで使う名前だろう
ネットで本名を使ってる人は多くない
悪い言葉を言い換えする
言霊信仰があるから
事実と違う言葉を使うのはどうなのか
でも、直接的な言い方を避けることでエモくなる文章も存在する
例:月が綺麗ですね
歴史教育の場で必要なのは「正しい用語と解説」
誰にでも配慮した言葉を使おうとすると伝えたいことの本質が見えなくなる
言霊信仰があるせいで日本人はリアリズム言語を使えない
豊臣秀吉は右手の親指が2本あった
日本人的員数主義
数さえ合えばそれでよい
「事霊」行動をすることで現象が起こる
縁起の悪いことをする「切る・割れる・別れる」など
事物狩り
コトダマイズム
三島由紀夫の死は論理的な死