『短歌という爆弾』読書メモ
構成が鼎談・メールレッスン
アンチパターン
オートマティック
「オートマティック」という言葉が出てくる。
慣用表現をそのまま使ったり、
現実をそのまま言ったり、
オートマティックへの具体的対応として紹介されていた言い換え
反転(順番を変える)
色も形も→形も色も
組み合わせを変える
東へ西へ→南へ西へ
感情が見えてこない
上の句と下の句とのつながりがはっきりしない
誰の話かわからない
改作
短歌を改造すること
例 >
この本のpp. 54-58での改作(メールレッスン)
つまりそのー、メビウスの輪さここははは カーステレオから永久カノン
↓
ウスの輪さ ここははは カーラジオから 永久カノン つまりそのー、メビ
よく分からないメモ
読む、だいじ。
(倫理観。自己検閲)必然性
状況説明に、注意。
どういう考え方をすればいいか
共感と驚異
共感は大事だが、共感だけでは足りないのではないかという文脈だったかと思う
驚異の短歌の例として石川啄木のピストルの短歌が紹介されていた 自分との共感 ∞ 他人との共感 116
砂時計の比喩
驚異のクビレ
普遍的な共感の次元をひらく
意表をつく能動性
変わったモノの提示(例:ピストル)
モノの限定
https://gyazo.com/a0f25d0de20e68e375d873a06b2347e1https://gyazo.com/f27a9b8040e4d432f05d918a4b795a7b
←コップ 砂時計→
あーなるほど!(情報量ゼロの一行)2020/12/15
良いと思う短歌がなんで良いのかの理由のヒントを得た気がする。
「えー!」という感覚か。
meganii.icon短歌の審美眼ここにあり「共感のクビレ」
良い短歌の要素は「共感」と「驚異」である
共感が大事とはいえ、自分自身の言葉に酔って自分に共感していては、他人に共感を届けられない
共感は、読者の体験からかけ離れた一瞬の衝撃(驚異、共感のクビレ)を通過することで、心の深いところまで刺さり、反動でより共感を覚える
meganii.iconどんな短歌が「良い」とされるのかが言語化されていて、なるほどと感じた。
p59 「東へ西へ」よりも「南へ西へ」の方がよいという指摘に対するコメント
「南へ西へ」のほうが読み手の心にひっかかる「ひっかかりしろ」みたいなものがあるなぁ。
のりしろならぬ「ひっかかりしろ」というのは面白い。meganii.icon