『埴谷雄高文学論集』
内容
序文
『死霊』自序
第一部 文学の原質
あらゆる発想は明晰であるということについて
観念の自己増殖
還元的リアリズム
あまりに近代文学的な
文学者の性理解
ドストエフスキイと私
ポオについて
カントとの出会い
文学は何をなし得るか
第二部 批評の本質とその機能
迷路のなかの継走者
決定的な転換期
価値転換への試み
批評基準の退化
現実密着と架空凝視の婚姻
二十世紀文学の未来
『散華』と《収容所の哲学》
批評不信の底にあるもの
「自己批評」について
論理と詩の婚姻について
第三部 存在への接近
存在と非在ののっぺらぼう
夢について
可能性の作家
不可能性の作家
闇のなかの神仙
パネルの上の黒いランプ
存在と想像力
思索的想像力について
後書
『不合理ゆえに吾信ず』「遠くからの返事」
【参考資料】
編者あとがき
年譜
著書目録