『反埴谷雄高論』
〈思想的背理の構造〉
内容
序 この論稿の概要 及び、政治的想像力について
1 思想的背理の現象
その一 《文学と私生活》の関係
その二 《文学と政治》の関係
その三 《党派性》の思想
2 思想的背理の構造――埴谷想像力理論をめぐって
3 『死霊』の弁証法
その一 『死霊』〈解読〉上の諸問題
その二 《存在革命》の書としての『死霊』の論理
その三 『死霊』の〈肉感的原質〉としての『虚空』の内的論理
4 非転向の構造
その一 《概念》の動態化
その二 《非転向》の動態化
5 埴谷政治思想の本質
その一 本質としての心情論理性
その二 思想としての過渡的構造性
6 思想的自立への回路――永久《対他⇆対自》運動論の素描
あとがき
キーワード
自由
不自由
オルガナイザー
政治思想