『偸盗』
芥川龍之介の王朝物の一つ。中編小説。「芥川本人が生前に最も忌み嫌った作品で、何度も手直ししようとしたが結局適う事が無かった」作品で自身が「駄作」と評しているらしい。 色々なブログを読むと結構面白いらしいが登場人物の関係性が複雑らしい。Amazonレビューを見ると「最高傑作」と評価している人も散見される。 芥川龍之介は長編の執筆に葛藤していたことで有名で、少なからず自殺の原因にもなっていると言われているらしい()。 /icons/hr.icon
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結論を言えば、これがなんで駄作なんだろうと思うくらいめちゃくちゃ面白かった。芥川龍之介作品の中でもトップクラスに面白いと思った。
馬で駆ける?シーンとかすごい。映画みたい。実際、黒澤明の『羅生門』には偸盗の要素もはいってるのではなかったけ。黒澤の羅生門は鑑賞会でもするとおもしろいかもしれぬ。