『作歌のヒント』目次
第一章 作歌の基本 ものの見方
ヒント1 歌の素材 どうでもいいことの大切さ
一方で、この本はもっと新しいようだ。
2015年出版だから新しいの当然だね。
どの歌人がどれくらいの時期に生まれたのかは、知っておいて損がなさそうだ。→記録しはじめる。
ヒント2 発見の条件 常識を捨てよ
「型」を脱ぐということ。
具体例
三日月🌙が有るのでなく、三日月🌒が黒い月を抱いている。
他の具体例を他の短歌に探してみよう❗️
ヒント3 小さな具体の大切さ
ヒント4 形容詞で説明しない
形容詞で
形容詞には用心したほうがよいだろう。
形容詞の効果を自覚しながら使ったり使わなかったりすればよいのだろう。
形容詞を避けるべきだというわけでもないとおもう。
説明しない
説明的だという批評がよく聞かれる。
説明的とは、
伝えたいことをそのまま言うこと。
悲しさを伝えたいから、「悲しい」と言うことなど。
どんな風に悲しいかを具体的に表現する。
すなわち、伝えたいことを具象へと転化させずにそのまま渡すこと。
なぜこのように詠ったのか、制作背景を語るようなもの。
説明的になるのを避けるために、
思いの中身を言葉に置き換えず、
伝えたいと思ったコトを具体に置き換える。
動作
情景
会話
オノマトペ
比喩などによって。
説明を噛み砕く。
噛み砕いて、粉々になった断片がすなわち目の前にある〈具体〉なのであり、その具体を探すのが作歌なのだと言ってもいいでしょう。
「言葉で説明すればわかるようなことは、歌にする必要はない」p. 34
ヒント5 「写生」とは選択である
見たものから選びとり、他のすべてを切り捨てる。
言わなかったことは、読者の映像喚起力にゆだねる。
ヒント6 単純化の大切さ
要素を絞る。
読者を信頼する。
作者の意図が押しつけがましくならないようにする。
わかってもらいたいから、説明したくなる。裏を返すと、読者への不信。
ヒント7 嘘から出たまこと
ヒント8 画面の隅に
日常的な視線を確保することが重要。
事件に引きずられないようにする。
画面の中心ではなく隅を見てみる。
ヒント9 ユーモアのある歌・笑える歌
余裕を持つこと(表現すること)
ウケを狙わない
ヒント10 結句の力
結句で理屈をつけない。
結句で辻褄を合わせない。
結句で感想を言わない。
通底するのは、分かってもらえないのではないかという不安である。
結句でまとめようとせずに、ジャンプせよ
ヒント11 倒置法と体言止め
倒置法は期待を持たせる。
その分、ハードルは上がる。
ヒント12 初句の冒険
ヒント13 破調の効果(1) 字余り
感情が溢れる。
破調をものともしない強い意志。
ただだらだら長いだけならば乱調。
ヒント14 破調の効果(2) 字足らず
覚悟が必要。
破調は偶然生まれる。それをそのまま出すか、定型へと推敲するかは、作者次第。
ヒント15 時には詞書を