『ラブレー出帆』
帯文
ラブレーは生きている
駄洒落の星雲を抱えた宇宙的ナンセンス――破天荒な想像力の反乱が、いま、よみがえる。ラブレーは、いったい誰と闘ったのか。
内容
序章
第一章 書きながら、渇きながら――『ガルガンチュワ』第五章「酔っぱらいが管を捲く」
第二章 書くということ、架空ということ――「サン・ヴィクトール図書館」の蔵書を中心として
第三章 パニュルジュ三百代言――「第三之書」における三百個のふぐりについて
第四章 ラブレーは駄洒落の敵か
第五章 言葉の書き氷――「第四之書」における凍った言葉の伝説