『モナドロジー』の38
神
久住哲.icon
神
が「1つ」であることは、他のものが
1つであること
とは違う事態である。
『モナドロジー』の37
が、神が1であることの中身を表している。すなわち、それは無限の系列の外にある。
系列
の外にあるということが、1であるということであるので、神は
唯一
であると言える。
神が「
必然
的」と言われているのは、事実の真理の究極的な理由(
十分な理由
)が無いことは不可能であるからだ。
これは
『モナドロジー』の32
の
充足理由律
を前提としなければ成り立たない道理だ。