『モナドロジー』の3
久住哲.icon
Or là, où il n'y a point de parties, il n'y a ni étendue, ni figure, ni divisibilité possible.
モナドがどうこうという話はまだしていない。
とにかく理屈として、〈定義上部分がないもの〉の話がされている。
仏語:昔のフランス語なので(?)il n'y a pasではなくil n'y a pointと言われている。
Et ces Monades sont les véritables Atomes de la Nature et en un mot les Éléments des choses.
この部分では、「ところで、1で言ったとおり、モナドには部分がない。したがって、」が省略されている。
この時点で、モナドがどういうものであるかの想像がつかない。
形のない要素(les Élément)って何?という話になる。
なお、élémentには活動領域・本領という意味もあるが、ここではその意味ではないだろう。理由は、その前のところではっきりと「アトムだ」と言われているからだ。