『モナドロジー』の24
久住哲.icon
表象のうちに際立ったものがなければ私たちは茫然とした状態に留まる
アハ体験では、変化が緩慢であるがゆえに、私たちは変化に気づかない 知覚のうちの際立ったもの
中公クラシックスで「香りたかい」と訳されているフランス語は「haut goût」
視覚や聴覚などの五感のことだろう
この箇所もベルクソンの著作を思い出させる。
物理的な空気振動を、動物は音(認識における際立ったもの)として知覚する
アナログな物理的運動はデジタルな刺激として処理されているに変換されている
アナログなままだと「緩慢」すぎる。
震動をまとめることでメリハリが生まれる。
私たちが感じている五感はすべてメリハリを持ったものである。
裸のモナド les Monades toutes nues