『イエスという経験』
帯文:「イエスの経験の全体像をダイナミックに描く」
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著者は福音書を歴史批判的に検討し、史的イエスの実像を探り、イエスのイメージ・ネットワークの再構築を試みる。この試みは、イエスの再神話化であり、古代人イエスに遡ることによって現在まで伝わっているキリスト教の標準文法から見た見方を見つめる新たな視座を据えるものとなる。 例えば
イエスが神を、王ではなく父(アッバ)として、イメージする点に着目されたり イエスが宇宙をどうイメージしてたか
福音書のなかの原始教会バイアスを除いていくことで、生前のイエス自身(史的イエス)の思想に遡ろうとする