「蚤の幽霊」内のブレイク引用
p115
《眠れ、眠れ、おまえの眠りのなかで、小さな悲しみが、坐って泣く。眠れ、眠れ、輝やかに美しいもの、夜の喜びのなかで夢見る》
《おお、狡猾なたくらみが、眠っているおまえの小さな胸にしのびいる。おまえの魂が眼ざめる時、恐しい稲妻がきらめく》
「揺り籠の歌」
p123
《アルビオンは、奴隷とともに車仕掛けの脇で労役したところから立ち上った》
「喜びの日(グラッド・デイ)」註記
《このようなことがいまもなおアルビオンの岸で行なわれているのか?》
「失なわれた少年」
p144
That Man should Labour & sorrow, & learn & forget, & return/To the dark valley whence he came, to begin his labours anew.
《痛苦にかれは嘆息し、苦しんでかれはその世界で労役する/深淵の上を飛ぶ鳥として悲しみ、荒野を望む狼として吠え、牛らとして呻き、風として呻く/そして雲として、また燃える炎としてオークとユライゼンの身の上を泣き/かれの声は、誕生の叫び声と死の呻き声のなかに/世界いたる所で聞かれるのだ。草が生じ/木の葉が芽ぐむ所ではいかなる場所でも、永遠の人間(ジ・エターナル・マン)は見られ、聞かれ、感じとられる。/かれがその古えの至福を再びとり戻す日まで、かれのすべての悲しみもまた。》
p147
《& I am like an atom, / A Nothing, left in derkness; yet I am an identity: / I wish & feel & weep & groan. Ah, terrible ! terrible ! 私は一箇の原子のようなものだ。/なんでもないもの、暗闇に置きさられて、けれども私は個として生きている者だ/私は望み、そして感じ、そして泣き、そして呻く。ああ、恐しいことだ、恐しいことだ!》
『四つのゾア』
p148
私は一箇の原子のようなものだ。/なんでもないもの、暗闇に置きさられて、けれども私は個として生きている者だ/私は望み、そして感じ、そして泣き、そして呻く。 Ah, terrible! terrible!
Ah, terrible! terrible!
『四つのゾア』
《樫は斧に切りたおされ、仔羊はナイフで屠られるとも/しかしかれらの永遠の形状はありつづける、永久に、アーメン、ハレルーヤ!》
ブレイクの弟の死に際して