「怒りの大気」内のブレイク引用
「怒りの大気に冷たい嬰児が立ちあがって」に引用されているウィリアム・ブレイクの詩句
ページ数は講談社文庫版のもの
p41
《無垢は、知恵とともに住んでいるが、無知とは決して共生することがない》
《組織をそなえていない無垢、それは不可能なことだ》
《かれらは傷口を示し、弾劾し、圧制者をつかまえる／黄金の宮殿に叫び声があがり、歌と歓びの声が砂漠に響く／冷たい嬰児が憤怒の大気のなかに立つ、かれは叫ぶ、「六千年の間、幼なくして死んだ子供らが怒り狂う。夥しい数の者らが怒り狂う、期待にみちた大気のなかで、裸で、蒼ざめて立ち、救われようとして」》
『四つのゾア』
p42
《人間は労役しなければならず、悲しまねばならず、そして習わねばならず、忘れねばならず、そして帰ってゆかなければならぬ／そこからやって来た暗い谷へと、労役をまた新しく始めるために》
p44
そして帰ってゆかなければならぬ／そこからやって来た暗い谷へと ,& return／To the dark valley whence he came,
p45
人間は労役しなければならず、悲しまねばならず、そして習わねばならず、忘れねばならず、That Man should Laboue & sorrow, & learn & forget,
p46
,& return／To the dark valley whence he came, to begin his labours anew.
p56
《僕の母は呻いた！　父親は泣いた。／危険にみちた世界へと僕は跳んだ、／ひとりぼっちで、素裸で、声高く叫びながら、／雲間にひそむ鬼のように。》
「幼ない者の悲しみ」
p79
《六千年の間、幼なくして死んだ子供らが怒り狂う。夥しい数の者らが怒り狂う、期待にみちた大気のなかで、裸で、蒼ざめて立ち、救われようとして》
『新しい人』ブレイク引用