「存在と時間」で1つの概念説
ハイデガーは「存在と時間 Sein und Zeit」という1セットで1つの概念とみなしている嫌いがある。あれは単純にSeinとZeitをundで繋いだだけのタイトルではなくて、Sein-und-Zeitという単一のコンセプトを表している可能性がある。また、und自体については、『存在と時間』に直接関係がないものも含めれば、少なくとも『カントと形而上学の問題』や『思惟とは何の謂いか』において言及がある。
from 概念と書名がダブりうる本