2024/12/08
西洋のものの考え方(やそれに倣う人の考え方)はロマンチックだとつくづく思うようになってきたなあ。ドストエフスキーもロマンチックだ。ウィトゲンシュタインでさえロマンチックだよ。哲学自体がとてもロマンチックな営みに思う。 くま子さんにはもし読んでなかったら『三島由紀夫の美学講座』を手に取ってもらいたいですね、耽美や芸術、美学について三島の思考-嗜好がわかりやすく編まれていて素晴らしい書 前者の方は近いうちにでも手に取ってみます。ありがとう。後者はまだ三島作品を読まなさすぎてるから自分には早い(読む段階に達していない気がする)ので積んどきます。
確かに三島の文章を読むのがいちばん刺激があると思います。あとちくま文庫オリジナルの『芸術断想』も広く芸術を扱っていて良い。 👍
美学は現代アートの定義も含めてざっくり美についての哲学だが、通俗的な意味ではなく学問上の美学には興味をそそられないことが多い。なぜだと考えたことがあって、結局、美とは何かとかあんまり興味がなくて、ただ人間に強い関心があるだけということに気がついた。広い範囲での美についてじゃなくなぜ自分の好きな絵を自分は美しいと感じるのかだけ知りたいというか。
9月くらいにアープラに戻ってきたときに、イタロー鯖でアキラさんと芸術について話していたんだが、アキラさんは抽象絵画が好きで話を通して自分が割と正反対であることに気づいた。俺は自然にしても人間にしても写実的な絵が好きだ。これはただの好みの問題にすぎないのだけど、自分は絵画に表れた一瞬の人間の表情の機微を見るのが好きらしい。金閣寺を読んだ感じ、三島の美学はそっち方面のことを語ってくれている気がするから上の本には期待している。
ツイキャスで分身の術を使ってレベルを上げてるのだが、ほぼ何もしなくても自動的に上がるし、かといってまったく何もしないと効率よくいかない。こういう半自動的なコツコツやるタスクは好きだ。全自動だと面白くないし全手動だと面倒くさい。
ちなみにもう少しで収益化できそうだ。やったぜ。なおそれからが難しい模様
美学といえば、今読んでいるワイルドのドリアン・グレイが普通とは少し違った美学の教科書みたいな感じがする。 美の背後には悲劇的な要素が宿っているらしい。この辺、三島とか影響を受けてそう
この世に存在する精美なるものの背後には、つねに悲劇的な要素が宿っている。一輪のみすぼらしい花が咲きいでるためにも、世界は陣痛を味わわねばならない……
ゴッホの晩年の絵とか人物の周囲や風景も渦を巻いている。表現主義的でなんか凄みがあるけど(とはいえ多分ゴッホが一番凄いところは色彩の使い方だけど)、ゴッホが夢見ていたゴーギャンとの共同生活が破綻して自分の耳を切り〜みたいな悲劇的な背景を知ると以前よりもより美しいと思えるようになったから、なんとなく分かる気がする。