2022年読書振り返り(はじめ)
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カント
『純粋理性批判』(平凡社)
この平凡社の上巻を2021年8月2日に購入しているので、少なくともそれ以来はコンスタントに読んでいるのだろう。それ以前も別の版を読んではいたので、付き合い自体はもっと長いのであるが。つまり、2022年は通年ずっと読んでいたのだろう。
2022年5月頃公式読書会で取り上げられる。その後、有志で2か月くらいは読んだだろうか。
『Kritik der reinen Vernunft』
それ以前にヴィトシュタインをドイツ語で読んでいたのでその流れからの派生で、2022年11月11日に購入。これにより一層深堀りすることが可能となった。
カントに関しては、1冊の本をずっと読み続けるとどうなるのだろうかという実験をしている。今後カントの別の本を読む可能性はあるが、『純粋理性批判』は読み続けることだろう。ヴィトゲンシュタインとラカンもコンスタントに読んでいるものの、彼らの一冊の本に向き合っているわけではない。彼らのはより全体的に読んでいる。
ヴィトゲンシュタイン
『哲学的考察』
2021年12月14日に購入し、2022年10月12日に読み終える。その間、約10か月。この本を読んでいる途中から、1日1ページを読むというペースが確立し、『哲学的文法1』に受け継がれている。
『哲学的文法1』
2022年10月22日購入。上にも書いたように、この本は最初から1日1ページのペースで読み続けている。
『ウィトゲンシュタイン入門』永井均
2021年7月4日に入手。2021/08/04に1周目、2021/11/09に2周目を読了して、その後3周目を読んでいる。2022年秋ぐらいまでは断続的に読んでおり、その後休止している。
『論理哲学論考100年』
論理哲学論考出版後100年を記念して作られた現代思想の特別号。ウィトゲンシュタイン関連の論文集のようなものである。2022年はこれも断続的に読んでいた。途中であるが、今の所の収穫は「resolute reading」にきちんと触れることができたことである。コーラ・ダイアモンドに対して、勝手にイロモノであるという先入見を持っていたのだが、かなり緻密な読みをしているのだなということがわかった。
『logico philosophica tractatus』(『論考』のドイツ語)
『uber gewissheit』(『確実性について』のドイツ語)
ヴィトゲンシュタインに関しては、今まで論考、探求、青色本を何周も読んできているので、現在は論考と探求の間を埋める、論考から探求へいかに変化をしていったのか、この辺りの部分に注目しており、つまり中期に当たるのであるが、全集を順番に読んでいくということをしている。
ラカン
『Ecrits: The First Complete Edition In English』
2021年10月23日に入手。それから、2022年上半期はコンスタントに読んでいた。
『エクリⅢ』
2022年7月7日に入手。
『精神分析の四基本概念』
2021年10月11日に上巻を入手。1周目を2021/11/28に読了、2周目を2022/08/02に読了し、その後下巻を読んでいる。
『エクリを読む』
『ラカン派精神分析入門』
『the lacanian subject』
『クラインラカンダイアローグ』
2022年7月22日に入手。この本を手に入れた頃はまだまだクライン、ウィニコット、ビオンなど精神分析全般を学んでいこうかなと考えていた。その後、ラカンに絞っていくことになる。
『人はみな妄想する』
『精神分析の四基本概念解説』
『ジャック・ラカン伝』
『転移』
この3冊は2022年12月頃読み始めている。
2022年の夏ごろから秋ごろにかけてラカンの読書会に参加する。
道元
『正法眼蔵1』
2022年8月27日に入手。
小説
『罪と罰 上巻』
2022年3月5日に入手。
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