100ピカソ
模倣にも独創にも優れた人物、ピカソが20年おきに生まれ、後に生まれたピカソは前に生まれたピカソの絵を学習し意識して絵を描くとして、1人目のピカソから100人目のピカソまでの絵を見ていくと、1ピカソから100ピカソへは絵画のあきらかな進歩が生まれるだろうけれども、鑑賞者が美しいと思うのは1ピカソのときもあれば100ピカソのときもあり、ひょっとしたら50ピカソの絵を美しいというかもしれない。とすると、美の規準はどこにあるのか。 容易に結論が出る話ではないと思いますが、思考実験としてご紹介します。