親殺しのパラドックス
Wikipediaによると、SF作家のルネ・バルジャベルが1943年の著作 Le Voyageur Imprudent(軽はずみな旅行者)で最初に(この正確な形式で)描いたらしい。 まずタイムマシンを利用して過去に戻り、自分の父親となる人を母親と出会う前に殺すとする。 すると私は生まれてこない。
するとタイムトラベルができない。
しかし自分が存在することができなければ、タイムトラベルをして上記の父親となる人物の殺害ができない。
これは矛盾する、というもの。
しかし、タイムトラベル前の世界とタイムトラベル後の世界は微妙に違うのだ、とする考えもあり、この考え方を採用すると親殺しのパラドックスに陥らずに済む。→多世界解釈