海王星の発見の話
2023/3/3
心と思考を整える哲学ラジオ♯6で話されていたことなんですけど……
太陽系に「海王星」という惑星がある
この海王星が発見された経緯が面白い
天文学者は天王星という惑星がおかしな動きをしているということに気づいた
Newton力学的に考えてそのような動きをするはずがない
観測と予測とのあいだにズレが生じていた
このズレを説明できなければニュートン物理学が間違っていたということになりかねない
あるいは観測されたものがおかしいということになってしまう
天文学者が計算したところ、ある位置に別な天体の存在を仮定すると、そのおかしな動きの説明がつくと分かった
この仮定のもと、そういった天体があるであろう場所を観測したら、惑星が見つかった。それが海王星である
このように、不思議な出来事に出会ったときに、それを説明するための仮説を立ててみる推論を、アブダクションという
時は経ち……
「水星」という惑星がおかしな動きをしているのが観測された
天文学者は「これまた海王星パターンじゃね?」と思い、ある位置に別な天体の存在を仮定した
これは「バルカン」と命名された
だが、それがあるはずの位置を望遠鏡で見ても、天体は観測されなかった
残念ながら「バルカン」という天体は存在しなかった
水星のおかしな動きに説明が与えられるのは、アインシュタインの相対性理論を待たねばならなかった
これは「アブダクション」ではなく、「パラダイム・シフト」という
海王星の発見は、ニュートン物理学の枠内で、ある仮定をすることによってなされた
水星の不思議な動きの原因解明は、ニュートン物理学の枠を超えることによってなされた
この後、この配信で近内悠太さんは他者理解へと話をつなげてゆかれる