思考にふわふわ漂うもの 24_7月号
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ブラケティングはできるだけしないでいただけるとたすかります。改行+スペースの書き込みはどこにでも歓迎です!
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2024/07/02
いやなところの蓋が開いている。自分自身の肉体がどうしようもなく汚いものである、という強烈な自覚と、それに至った過去が、繰り返しぼくの眼の前にあらわれつづける。
2024/07/01
ありの幻覚とゆめと畳の上を走る世界がひたすらにつづく。皮膚がひらき、ありがそのなかにはいこんでくる。
常に折りたたみ傘を持っている。毛玉のないタイツを履いている。特茶を「なんとなく」で買う。茶杓を畳に置いただけで嫌な顔をする。ファミレスではうるさいくせに、授業中にはボソボソ喋る。そのくせ委員会では仕切ろうとする。嫌い、嫌い、嫌いだ。整えられた家庭の匂いを無遠慮に振りまく人間が、どうしてこんなところに?くらいところを覗かせない人間が、どうして?きみはどうして全日制に行かなかった?きみの病は潔癖症か?汚物から身を守る権利は自分にはない、という結論に達せず生きられたのか?ああ、わかってる、きみは普通の人間だ。くらいところが見えないのが普通の人間だ。けれども、きみはぼくが欲しかったものをみんな持っている。ぼくが生きるために踏みにじった自分の権利を、なんの疑問も持たずに当たり前のように持っている。特茶を買って自分のお金が1円もなくなっても、きみは食事に困らない。日々ありに襲われることもないし、清潔と心地よさは保証されていて、自ら嘔吐しなければならない場面に追い詰められることなんてめったにない。じゃあ、きみは、どうして?
※同級生の女子の話
ちょっとヘラっている。
きみがくらいところをみせてくれたらきっとすきになれるよ