『ネムルバカ』
大学の女子寮で同室となった、夢を追いかける鯨井ルカと怠惰な生活を送る入巣柚実の二人の女子大生の友情と別れを描いた日常系青春漫画。
ネムルバカ(漫画) - マンガペディア
石黒正数の漫画。全1巻。
https://gyazo.com/bd621262e4f4ce794e5460b0e9598ad5
Amazonリンク:ネムルバカ (RYU COMICS) Kindle版
/icons/hr.icon
個人評
人によっては青春モラトリアム漫画の傑作と評する人もいるくらい好きな人には刺さる漫画だが、その理由としてはモラトリアムと燻った日常。石黒正数『ネムルバカ』は最高の一冊。|このピザあなたと半分こに書かれていることが全てで、音楽の夢を追いかけるルカ(先輩)と特にこれといった夢もなく就職までのモラトリアム期間を自堕落に満喫する柚実との対比、つまり夢を追いかける人間と夢を持てない人間の対比構造が見られるのが最も大きな要因なように思う。
大きな夢を追いかけることと、特にこれといってなりたいものがなく普通に就職して普通の人生を歩もうとする人間のどっちがいいかということについては、ただ作者は対比させるだけで価値判断を下していないように見える。
しかし物語の後半で先輩をプロデュースしようとする人間が現れ、言われるがままにバンドを捨ててプロデュースを受け、会社のプロモーション通りにソロシンガーとしてデビューし注目を浴びる先輩だったが、その先輩は1年後の全国ツアーで、後輩の柚実の前で会社のシナリオに反した行動を起こすテロを実行して行方をくらます。なぜこういった行動に出たのも明かされないまま物語は終わってしまうのだが、ここは考察しがいがありそうだと思った。
消しました