おせっかい
人が失意に沈んでいる時には、ただ黙ってそばにいて、その人が一時現実から引きこもることを可能にするような実際的な生活の世話をしてあげることが、何より大切な時期がある。トイレそうじは、そうした時期における実際的な世話の一つと考えられるだろう。
--杉原保史『臨床心理士の避難所でのトイレそうじをめぐって』
話を聞く(心のケアをする)前に、まず生活を整え、体をケアする必要がある場合
ex. 阪神淡路大震災での臨床心理士の行動
トイレのケアは心のケアでもある。
おせっかいとは
相手のニーズを満たすこと
ニーズ以外のものを押し付けるのは余計なお世話
環境の変化を目指すこと
本人を変えようとするのは余計なお世話
おせっかいの技術
体とモノのおせっかい
体の心配をする。体にいいものはケアである。心に直接働きかけないでいい。
モノをあげる。雨が降っていたら傘を貸す。
いらないモノをあげると邪魔になる。ニーズを見極めないと余計なお世話になる。
お金は支配の力もある。相手の尊厳を損なうと最悪の結果を招く。
心とヒトのおせっかい
関係者を増やす。相談できる人を増やしてあげる。
通訳してあげる。
公的制度を紹介する。