2019年4月21日 生物観察会の様子 by momoko
活動の様子
生物観察会も第3回となりました。今回は春!予備調査の段階で、どうも今回はいつもと様子がちがうような気がするぞ?とドキドキしながら当日を迎えました。参加者は子ども22名、大人10名。いつも通り、VIVISTOPで1日の流れを確認してからアクアテラスに向かいます。
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釣り、たも網、昆虫の3グループにわかれて活動します。魚をつかまえるワナは、いつもよりもちょっと多め、5箇所仕掛けました。 https://gyazo.com/24c904cc93e72b0321f3b9c2688973b4https://gyazo.com/f62f551fa335a0de5a25b7ee6e0df242
昆虫愛好家のおふたり。外骨格の昆虫に比べたら人間の方が気持ち悪いんだ!と主張。好きなことがあるって素敵。しかし春ですねえ。
たも網グループは、流入口付近で活動開始。早速ギンブナがどっさり採れました。
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水辺の草地では、泥の中からトウヨシノボリ、ドジョウも見つかりました。めずらしい。
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一方、釣りグループは今回苦戦しました。なかなか釣れない!しかしさすが寺田さんは余裕の表情でタモロコを釣り上げました。
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水の中に、なにやら大きな魚の影。そーっと網をたぐりよせると…。
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なんと巨大なコイでした!
お昼をはさんで午後は記録と観察です。大きなコイをT-SITE内に持ち込むわけにいかず、観察は急遽屋外で実施しました。
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我が道をゆく、昆虫組のふたり。
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なんとモツゴがバケツの中で卵をうみました。
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観察できた生物
考察:今回の結果は、これまでの2回とちょっとちがう?
採取できた生物の種類について
今回の調査で、はじめて採取できた生物が数種類います。
魚類:コイ、ドジョウ
甲殻類:ミシシッピアカミミガメ
昆虫:サナエトンボの幼虫、ベニシジミ、ツバメシジミなど
コイは、体が大きく雑食のため、生態系に悪影響を与える恐れがあるようです。またアカミミガメは環境省の「生態系被害防止外来種リスト」において緊急対策外来種に位置づけられています。アクアテラスの生態系のバランスが崩れることによって、ヘドロが増えて悪臭がするなど、親水空間として望ましくないことが起こる可能性もあります。 コイやアカミミガメは、アクアテラスにいていいものなのでしょうか?
それを考えるためには、もう少しこれらの生物の生態について詳しく知る必要があるかもしれません。
ワナに魚がかからない!
観察会4日前の予備調査時は、ワナに1匹も魚がかかりませんでした。
観察会当日は、タモロコなどがワナにかかりましたが、いつもよりも随分と量が少ない印象です。
1:タモロコ 5匹、スジエビ 3〜4匹
2:スジエビ 2匹 ※エサを入れ忘れたため参考データ
3:モツゴ 3匹
4:タモロコ 5匹
5:タモロコ 15匹
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ワナにかかる魚が少ない理由としては、季節の変わり目で水温の変動が激しい時期であること、繁殖シーズンであまり餌を食べないことなどが考えられます。次回は7月を予定していますが、その調査結果をふまえると、今回ワナにかかる量が少なかった理由がわかるかもしれません。
今後の予定