藻類の観察 2020年7月19日
前日まで雨の予報だったのに、まさかまさかのいい天気。雨水がひいた直後のため、通路にたくさんの藻やヘドロが落ちています。通路に落ちている藻を中心に顕微鏡等で観察しました。
活動概要
天気:晴れ
参加者:
採取した場所
雨で水があふれたので、藻類も通路にあふれている。
https://gyazo.com/327ae899d169c7669e3e29f2022ab542
①ステージ横で浮いている藻
https://gyazo.com/49e515083ed01c7e25ff7613288e1ccfhttps://gyazo.com/5e8bc4b4efe806af7bc7d280439fd058
アオミドロかな
ユレモの仲間も絡みついている
②通路に落ちていた紫〜青色の塊
https://gyazo.com/a0bd2a434cfcb411488d47ebdec23865https://gyazo.com/e89d3da71c20591e70dd9b5eb2827f2a
https://gyazo.com/2fc77fd5dfe20ae54390a30cdc1ce7adhttps://gyazo.com/424d56f54283af4103d22faa571a0f4f
色は青い、紫色にも見える。
フィコシアニンの青だから、ユレモの仲間だろう。
藍藻類(らんそうるい)=シアノバクテリア
採取するのに使った割り箸がとても青い。染色に使えそう。
スピルリナは熱帯でよく増えるらしい。
コンクリートは熱をためこむ?ステージ横は水温27℃でも、流入口は22℃。アクアテラス内も水温の差が大きいかもしれない。
③通路の泥に乾いてこびりついていた藻
https://gyazo.com/ca472748806ae7647d1907018b5cc8d0https://gyazo.com/78732b370677f9a34e9956ed673e14fd
アミミドロ
これはカサカサに乾いている。
アミミドロは、見た目で網目状になっているのがわかる。
アミミドロに、メダカの稚魚が絡まって死んでしまうらしい。エラがひっかかってしまう。
④通路の溝にびっしり生えていた藻
https://gyazo.com/3fd0fdd4ec014bde73d743db01d1f5c6
透けている
乾いていなかった
ヒザオリかなあ
その他:乾いた泥
https://gyazo.com/a58df646c79b154a96673c4c00d080bc
その他:鉄みたいな色のヘドロ
https://gyazo.com/c43e18041ec357f09db6be88505bbb77https://gyazo.com/2d3aa60e152a940951097c2e7c5420d0
考察
少なくとも3種類の藻類がありそう。
ユレモ、アオミドロ、アミミドロ
ユレモ、アオミドロは似たような条件で増える。
アミミドロは、好む環境がちょっと違うかも。アミミドロが増殖する水温のほうが低め。
アクアテラスでアミミドロが増えるのは想定外かも。
ユレモとアオコは別の種類。
アクアテラスって水温低いのかな?
水温ステージ横で測って27℃だった。
ユレモは種を確定するのが難しい。
特定の条件のときに爆発的に増えるイメージ。
スピルリナはアルカリ性で増える?アクアテラスはアルカリ性なのか?
ローソン側の流入口に設置されているセンサーによるとpH8.2くらい。
流入の条件によってもpHが変わる。流域のpHと比較すると、アクアテラスの特徴が見えてくるかもしれない。
大堀川はpH7.0らしい。
北柏橋のpHデータ
目視できているものと、そうでないものがある。
かたまって集合体を形成しているから目視できる。今日見られたのは、集合体を形成しているもの。
集合体になっていないものもあって、それが水の濁りの原因になっていることもある。
池の水を日があたるところに1ヶ月放置したら、うっすら緑色になった。顕微鏡で見ると、緑色のつぶつぶがたくさん見えた。
アオミドロを細かく水で溶くと、浮遊性の藻類がひっかかっている場合があり、集合体を大きくする原因にアオミドロ以外が関与していることもある。
水質を調べよう
pH、栄養塩類、水温、濁度、COD
頻度はどうする?
調査頻度の条件を決めて、それにそって測定するのがいいかもしれない。
地点間の水温比較してみよう
参考