パッシングディミニッシュ
全音の順次進行の補間をするディミニッシュコードの使い方のこと。
$ X \to X^\sharp \dim \to X_2
$ X,Y:三和音のダイアトニックコード
ルートを示す便宜的記法
なぜディミニッシュコードを使うのか?
ディミニッシュ$ X^\sharp \dimはルートと五度にトライトーンを持つ。
じつは、これは$ Y_57ドミナント7thの部分的構造(三度と七度)となっている。
本来のドミナント7thを2度下げたものの三度を、$ X^\sharp \dimがルートとしていることを考えると$ Y_57が強進行を起こせることがわかる。
これゆえに、
$ Y_57は$ Yに対して、解決しやすいのと同様に
$ X^\sharp\dimは$ Yへ解決(?)しやすい。
ディミニッシュたちの使い分け
どの三つも機能は一緒
基本はディミニッシュコード
例
$ C|A7|Dm \to C|C^\sharp\dim|Am
$ G|E7|Am \to G|G^\sharp\dim|Am
$ Dm|B7|Em \to Dm|D^\sharp\dim|Em