ウェブは治せたけどメールは治せなかった
掲示板とかは最初匿名可だったのがスパムの温床になったけど、直すことができた この違いはどこから来てるんだろう
MTA運用者の権力が小さい。MTAを勝手に仕様を変えるとシステムが壊れてしまうから 民主的だから相対的にスパム業者の権力が強くて変えられない
エンドユーザーとMTAの間は繋がらない。 必ず間にMUAが入っている。MTAだけ変更してもMUAを変更しないとエンドユーザーには伝わらない 一方ウェブではサーバー側を変えると人間であるエンドユーザーがそれに対応できる(MTA、MUAとは構造が対比していない。失敗した)。サーバーだけ変えればブラウザーが変わらなくても人間の行動を変えられる。
或いはサーバーからユーザーエージェントをコントロールできたとも言える
サーバーがHTMLを書いてUIを作れたことが大事だった気がする
MTAとかメールの送信側(人間)はメールのUIは作れなかった
疎結合なんじゃなくて民主的だったから治せなかったのかもしれない。
ウェブではコンテンツ配信側の権力が大きい。権力が非対称。
メールではコンテンツ配信側と受信側の権力が等しい。配信側のMTAや MUAが特別な事をしても受信側はそれを拒否できるしそもそも気付かないことがほとんどだろう
何事も全員の合意を取る(追加プロトコルに対応したMUAを両者が同時に使う)ことは無理だからメールは変化に対応できなかった。
標準や周囲を無視してOutlook がOutlook だけで通じる機能をどんどん追加していっていれば状況は違ったかもしれない。今のウェブブラウザーでGoogleやAppleがやっているようにMUA(とプロトコル)にどんどん機能追加していく文化になっていたかも知れない
でも、メールもまだ死んでなくて、充分使われているところにも注目する必要がある。
本人確認目的で使われているからだろう
指紋とかSMSが、メールくらい安定して市民権を得れば置き換わるかも
印鑑みたいに、義務教育終了時に一人一ドメイン与えられる、でもいいかも知れない
これは私企業に依存するソーシャルメディアとかSlackとかでは難しいだろう
ちなみに、「tDiaryって今ツッコミ有効にして使われているんだろうか、もし使われていないならtの意味」って思ったところがスタート。