走れメロス
文庫
オーディオブック(43:33)
2019/11/24:初回 読了
言葉
メモ・考察
この作品では誠実さを訴えたいことだと思っている。
いけないこと
人を疑うこと
忘れていたけど、結婚式を明日にしてもらう交渉が一番大変だったように見えた。。。
葛藤があっさりしていて勿体ない気がした。
→水飲んだら元気出たみたいな感じになっている
(一呼吸入れたら気持ちが変わるっていうのは分からなくは無いけど、物語としてはもうちょっと具体的な描写が欲しかった)
フィロストラトスの対話が良く分からない
セリヌンティウスが大事で、恨んでいるなら、走るのを止めろとは言わない気がする(まだ死んだと決まっていないなら)。自分の命が大事と進言するのも変な気がする。
これが町一つ分離れているなら話は別かもしれない。でも広場で走って10分程度の距離だったら止めるほどでも無いような気がした。
→シラクスの市の塔楼が小さく見えると書かれているから、実は結構遠い?でもそんなに遠かったらなんでメロスと鉢合わせができたのだろう・・・?
そんなに簡単に王の心は変えられるものなのかな・・・?
メロスの行動が一部始終見ていたら努力してわざわざ来たと理解でき、凄いと思うかもしれないが、それを知らないとその凄さが分からないような気がした
→でも声がしわがれて、服もボロボロの状態で来ていたら流石に普通じゃないと思うかな?
信頼ということに関して疑っていた王に対し、一度は諦めようとして、でも何とか成し遂げ、懺悔し、お互いを認め合ったことで、思いやるというのはこういうことだと目の前でまざまざと見せつけられたから、王の気持ちもハッとさせられたのかもしれない。
(その人の立場にならないとその気持ちが分からないから、理解が難しいのかもしれない。王にとっては凄く胸を打たれたけど、傍からみたら良く分からなかった、みたいな)
元々王は人を信じられなくなっており、人を許すことができなかった。遅れてやってきて、許せるはずがないと思っていたのに対し、思い切り殴ってもらって許しあうことができたことに驚き、考えを改めた・・・とか?