2020 人文ゼミ|思想史的展開|第9章|B4|山﨑 晃
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第9章 仏教における信について(二)
・「信」のあり方:大きく分けて、解信/仰信がある。8章で解信、9章で仰信を扱う。
・「仰信」は「人に依る」信のあり方で、仏教本来の「法に依る」信のあり方である「解信」とは異なる。
・(貧しい、障害のある)立場の弱い人は、素晴らしい人のそばで信仰したい気持ちが強い。→「仰信」と「解信」の混在。
・人の教えに心を向けるためには、自分がいかに無力で罪深い人間であるかを自覚する厳しい自己省察が必要であり、その果てには教えにうなずく理性も働くべき智慧も存在しなくなる。→「解信」ではなく「仰信」。
・このような信仰が仏教の中で地位を確立したのは、ずっと後のことであった。(法然や親鸞の時代)