大野 竜|M2|20200716|研究発表+討議
https://gyazo.com/733444a1f8480b487ca114e9324f3b6d
M2大野 60年安保闘争、統一行動の分析について
戦後からの運動を10年ごとに特徴整理、研究する時期についての検討を行う
高度経済成長の波を受けて多様化している時期
様々な思惑や戦略が重なって、場所に対する思考が見れるのではないか。
安保闘争
戦争がまた起こるのではないかという意識、民主主義を守る
この運動に参加した人々→左翼政党と呼ばれる政党、労働者、学生中心の組織、その他の団体
道順、運動の起点となった場所を追ってみる。
朝日新聞、読売新聞からキーワードで拾って、プロットした
学生が社会を担うということがけっこうあった時代、自分たちが社会を変えていかなきゃという意識が特に強かった時代。
(議論)
青井
明治は?
なぜ明治は動かない!?
情報がないだけかな。
滝口
日比谷公園はデモ史上重要な場所なんですね
勝部
明治大学は神田カルチェ・ラタン闘争で出てきますね
青井
カルチェラタン(大学地区的な意味です)
授業料値上げ反対闘争は、日大。(他もあるけど)
東大は、産官学の癒着構造。つまり学問の自律性を問う闘争。
滝口
霞ヶ関に近い大学としては上智と慶応ですかね
滝口
安保闘争はどんな特徴があるか。台湾のと比べて。
→台湾の運動は、自分たちの空間を道の上につくっていく、同じ場所にとどまって皆を呼ぶ。
安保闘争は、いかにして一般市民をうまく引き入れるかということを考えていた。いろんな場所を占拠していった。いろんな組織が組み合わさっていった。分散した場所の講演を何ヵ所か決めて、中心に向かって歩いていく。一つの流れではなくて、4つの流れとかで、人を引き込んでいこうとした。
勝部
大学の闘争はどうなのか?調べてみるのか?
→68年に全共闘運動あった。
大学の位置関係、大通りの幅が関係あると思っている。
台湾でも、学生が主体となれた理由に、大学や高校などいろんな施設が密集していた。各大学で集会が行われる。組織化ができている。学生運動には興味があり、見たいと思っている。
青井
その周りの施設を見て、こうだろうと考えるのは、歴史研究としては甘い。空間的なレイアウトを復元しつつ、それをどう読み解いていくかというときは、様々な資料を見ていかないといけない。あるだろうから。
→安保闘争だけのことを集めた写真集があるらしい、また映画も出ている。
勝部
映画といえば、『三島由紀夫VS東大全共闘50年の真実』が今年公開されましたね。
青井
具体的な把握、実感を持てる記述。
こうじゃないかと思うことも持ちつつ、具体の資料を見て研究していかないと。
資料の種類も把握しておかないと。
安保闘争の都市的ビヘイビア(都市空間的展開)を、どんなテキストから見ていくか。
(1)正史(国民会議側)
(2)報道(新聞・ジャーナリズム)
(3)文学(小説等)
(4)映像(映画など)
メディアごとに章をつくっていって、最後にそれを統括して見えてくるものについて書く、考察する、とか。
青井
そしてもう一つ別軸を挙げると、現象とか論理に即して章を組んでいくとか。
別軸
(1)組織論
(2)統制論
(3)対抗
(4)事件
(5)一般市民との関係
これは難しいし、成立するかわからないけども。
資料ごとにまとめるほうならば、資料ごとにある程度固まりができたらあとはやっつけるだけということができて、少し気楽になるじゃない?
そろそろある程度見通しをたてる頃。
もっと勉強した後に、実際に運動を経験した後に話を聞きに行くといいかもね。経験した人ならわかることがあるだろうから。