勝部 直人|M2|20210420|研究発表+討議
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議論
青井:国民国家とは?
⇨勝部:領邦国家(豪族のような)は地域を支配している
侵略を経て領域を作るのではなく、国になっていく 選挙して国民主導で決めていく
⇨青井:(歴史的経緯)ドイツは300くらいの国家(貴族、王様)があっただけ
自分は領民だとおもっている(搾取される側) 自分の領域を越えると無関係
江戸時代も藩があった 主人に支えていて、元をたどるとお殿様(ピラミッド)
もっと大きくくくりなおす 均質に国民を扱う 教会(神社)ダメ
教育が必要! 言語、文字などのメディア発達 お互いに離れていても理解できる 想像力を使って同じ感覚で考える 国民のためと言える?統治のしくみ(均質な国民)
分割すると国家間の抗争が生まれる 経済的にも軍事的にも重要 コミュニケーション 経済のために戦う ある程度の規模を持つように改変
初等教育→高等教育 みんなも知識がいる!→博物館 制度が均質になる 単位を国民として考える
その中で大学が必要 ドイツは100年かけて成立する パリは閉じた大学から都市に開かれたものへ
⇨塚本:領域にいる人を国民として統合している 国民が主導?
久保田:大学第一の死とは?印刷革命?宗教改革?どう関係するか
⇨勝部:大学は都市に寄生する 人を求めて移動していた 教師ではなくメディアが大切になった
「死」とは講義をする場ではなく図書館のようなものになったということ
⇨青井:「神学」だったからという意味では?
聖書を読める人が特権をもっていた 開かれて誰でも読めるようになると価値が拡散
キリスト教聖書を読める人が増える 宗教を否定する人も増える(以前は肯定派)
みんなが読むと古代ローマの知識などから矛盾が
⇨勝部:印刷革命はほぼラテン語
大学は共通語がラテン語だったから影響が大きかった
⇨青井:国民国家のときに言葉も作られた 構築された
書き文字は通じる 違う音の世界を統一していく (方言、漢文?)
日下:テリトーリオ テリトリー テリトワール 違いは?
⇨テリトーリオは人が支配しているところだけでなく領海など 一番包括的
テリトリーは縄張り 領域
日下:経済学的とは?実際の空間でどう使われる?
→都市史から領域史を考える
ヴェネチアの海までもが領域(地理的な領域)
図で表しているのは地区の中に自治的に人が管理している空間:テリトワール
人々が共有している、管轄している(人工的)
⇨青井:全部縄張りの意味 ここまで!明確に定まっている
都市史は建築史の拡張 単体から集合(市街地、地区、コミュニティ) 下町(町屋)大名屋敷など
人間が構築したもの(組織) 都市を部品の集まりとしてみる
市街地の周囲に広がっている (例 佃島、漁師 日本橋の特権 灌漑 水田開発)
都市の存立条件が分からない→領域史:領土として考えられる 国民国家以前の中心と周辺
成り立ち、保存、支配、統治の構造 歴史的な淵源が見える
どういう構造で?産業?海洋?流通? 軍事的な支配 陸地を作るためには海、川、山が必要
政治的に支配しないと発展しない 職人や経済の仕組み(→経済学的にも成り立つ 同様に地理学的にも生物学的なにも) 広げるほどいろんなものを包含する
領域史の研究 どこまで領域として見るか? 人によって違う
⇨勝部:時間を引き受けている領域を言葉で表したい!→テリトワール
⇨青井:大学は領土支配は当てはまらないのでは? 文化的?
テリトリーは軍事的、政治的支配を表す言葉 使う意味の中心を決めるべき!
テリトリーを強調する必要ある? 開いているからどこまでがテリトリーか言えない
組織、理念 変貌のダイナミズム 閉じた世界が開く どんな理念?破壊? 具体的に歴史像を開くことは面白い
→フランスに絞りましょう! モデルとしてベルリンは持っておく 比較する必要はない
栗山:大学と大学院の違いは?別軸?違う意味あい?
⇨勝部:ヨーロッパの国民国家型の大学へのアメリカ、イギリスの対抗手段が大学院
栗山:大学院の起源は?
→勝部:近代のモデルにはアメリカ バリエーションの発達としての大学院 (編集済み)