橋本麦
映像作家
技術(ジェネの視点)、手数(チマの工数)、言葉(アジの火力)の複合技
つまり大作家
と言っていい
系譜としては、Warp系(勝手に読んでる、ミシェル・ゴンドリー、クリス・カニンガム、Alex Rutterford)らへんの美学にありつつ、彼らの予算規模からぐっと個人の規模に凝縮した範囲で作家の影響密度を純度高くおこなうスタイル
現代日本の「映像作家」
テクニカルなことをやりつつテクニカルな風合いを見せない、逆のおもしろみを出す
そういった点はAC部や谷口暁彦らとの共有部分
UI・ツールキットをつくる姿勢はC.Reas、Zach Lierberman、Matt DesLaurisなどGenArtistとの類似点が多くあるが教育普及的な立ち位置を取らないところは異なる
あくまで作家としての求道的姿勢?
Hacker・Coder(精神的左派)への美学的共感
HaskellやLisp
OSS思想
こうした点は一見「映像作家」像とは異なる
プログラマーと映像クリエイターの尊敬を同時に受ける珍しい存在
そういった点では中村勇吾や真鍋大度っぽい
手数ではないところで人を驚かせる、たまげる、トばされる映像
基本的な絵がそもそもハイレベル
構図、画作り、最終的な色調バランス・カラコレ
背後にある骨太なコンセプト
必ずしも技術的な話題だけでないが、技術力が高すぎる
「映像史の中に位置づけられる」
古典アルゴリズム(GoL)、カメラの原理、古典的なCGのフィルム、古典的なUI
「テック系」ルックの批判
「エモ」を食らう映像
なぜか?
背後に作家のすごみが見える
安易な商業案件や他人の謎ディレクションをうまく回避している・制作のための条件を細かく持っている?
安直な視覚的快楽ではない部分の認知的快・発見できる快
Glisp: グラフィック制作のインターフェース研究
p5などのパラダイムではなかなか描けないベクターアニメーション・グラフ
既存UIの批判と代替の提示
ソフトウェアの背後の思想まで深く掘る
言論からも人に与える影響力がでかめ
「自分のような人間を批判している!」と読ませる文章
高火力
おそらく書き手への尊敬・畏敬の念のフィードバック、アジの風をふかせる
文体のコントロールの幅もある
個人史
ゴンブリッジのような「大河的」記述のカウンター
熱波をあびて色々な人が個人史を書きくたくなったのでは
Cosense
勉強法・整理として大変参考になる
もちろん記事内容もおもしろい
やや毒もある
数々のパンチライン、造語
何をインプットしているのかを覗ける
人文知に対する関わり、思想の痕跡
LookDev勉強会
グループスタディ
外部の編集(Webメディアや印刷メディア)にあまり依存していないのがすごい
比較:大度さんは既定メディアに乗る・あわせるのがうまい:ラジオ、テレビ、雑誌(ファッション誌から技術誌まで)
知ったきっかけ
メディア芸術祭 group_inou EYE
2015:自分がプログラムを書き始めた頃か前
若手作家でもこんなレベル高い制作として結果をだしているのかと驚いた
それ依頼、俗物的にフォロー
ノガミカツキさんは大陸系メディアアートに進まれた
その後の文章、ブログはだいたい読んでいる気がする
どれも攻撃力高め(自分のような人間を痛烈に批判している)
痛みを感じるために読む
「怖くて話せない」人
相対的に自分が愚か者になる、しかない
彼にとって有益になれない確信
会話の焦点があわない気がする
レベルの不一致
興味が異なるわけではないのに解像度とレイヤ・次元が異なるため話にあわせられない
というのはめずらしい
比嘉さんも同じ感じがする、大度さんや神田さんはあわせてくれる感じはする
尊敬と不安から
自分がSNSでフォローしている人はだいたいそうかも。話しかけれない
意外と橋本麦作品を批評・分析する文章や展評はない?
https://newreel.jp/feature/3764
https://www.youtube.com/watch?v=Ov3qB51XVuA
https://www.youtube.com/watch?v=2ZbGHMw-krs
https://www.youtube.com/watch?v=iQi3aMQXip8
https://www.youtube.com/watch?v=IwxbjlZQJ2Y
https://www.youtube.com/watch?v=DEzuZlUB3zM
#人