🔤生徒用デジタル教科書は役に立つのか?
#英語教育
#ICT
#連載ネタ候補
今度、生徒用デジタル教科書の活用について語るのでブレスト
でも、いわゆるGIGAスクール構想開始前に中学校教員を退職してるので、ぼくは生徒にタブレットとかデジタル教科書使わせた経験ないんだよなぁ
最初に思い浮かぶのは音声面
教科書本文の音声をどう家庭に持ち帰らせるかが英語教員の長年の悩みだった
教科書会社が制作しているCDを個人購入させてた
筑波大附属中では、教師が音読している音声をカセットテープレコーダーで(のちにICレコーダーで)各自録音させて、持ち帰らせてた
それが今は家で聞けるのは魅力
実際にはタブレットはほとんど家庭に持ち帰ってはいない(教室に置きっぱなし)
だけど、教科書にもQRコードがついてるので、スマホ等で聞こうと思えば聞けるようにはなっている
その意味では別にデジタル教科書じゃなくてもそれは実現できるか
となると、授業中に、各自が好きなペースで、好きな回数、好きな箇所の音声を聞けることがメリットか
イヤホン必須だけど
実際、そうやって個別に音読させている授業は増えた
それは昭和の頃のLL教室と何が違うのだろうか?
むしろLL教室のほうが、教師も生徒の音読をチェックできたので便利だったのでは?
教科書が、コンテンツを消費するツールとしてだけ使用されているのではないか?
コミュニケーションのハブとしては機能していないのではないか?
紙の教科書だったら、情報を受け取るツールとしてだけでない使い方を(ぼくなら)考えそうだけど
「スウェーデンは紙に回帰」は本当か――デジタル教科書を巡る疑問と誤解に答える(1)