4コマ英訳で構造を持った文章を書く練習する
うちあわせCast(#191)を聞いていたら、中学校教員時代に英語の授業で、アウトラインを意識した英作文の指導をしていたのを思い出したので、ここに書いておきます。
https://open.spotify.com/episode/2iFL7iIa5V7hGVyEmJRpgu]
英作文というと和文英訳を思い浮かべる人も多いと思いますが、あれって英語以前に日本語の能力が試されちゃう活動で、純粋に英語で書く力を育てているか(測れているか)微妙なんです。
でも、自由英作文にしちゃうとみんな違うことを書くので、指導も評価も大変。ということで、ある程度同じことを書いてもらいつつ、「書き方」の部分で英語的な指導ができるという意味で、私は4コマ漫画を英訳する活動に取り組んでいました。
生徒には、4コマ漫画を配り、1コマにつき1文、英語を書かせます。
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その日の授業ではそこまで。次回の授業では、その4コマ漫画の1コマ目に注目して、このコマについて4文を書かせます。といっても1文目はもう書いてありますので、残り3文を足す感じです。自然とトピック・センテンスを書いてから、サポーティング・センテンスを書くパラグラフ・ライティングの形になります。
https://scrapbox.io/files/6a05b0dc5c3c134ed4378d8b.png
この4コマ全体を見ていたところから、1コマ目に絞り込んでいく感じが、個人的にはアウトライナー(WorkFlowy)でいうところの「Zoom」という操作の感覚だと思います。「Dive」と言ってもいい。Zoomした上で、その中で下位項目を考えるプロセスを段階的に体感できます。
その日は1コマ目だけで終わり。下の図のような形になります。
https://scrapbox.io/files/6a05b0e45c3c134ed4378d9a.png
次回の授業では2コマ目にZoomして書きます。こうして、毎回5〜10分を使って4文くらいを書いていく形で、継続的に英文を書いていくと、最終的には4×4で16文のまとまった文章になるという仕掛けです。
こんな指導を中学生に(しかも外国語である英語の)授業で教えていたんですけど、全体を見たり、細部に潜り込んだりするプロセスは、まとまった文章を書くためにとても大事だなぁと思うので、日本語を書くトレーニングとしてもうまく活用できればいいですよね。そういうアプリも作れたらいいなと思います。
追記
総合的な学習の時間で、調べたことをパワーポイントにまとめさせる際も、いきなりパワポ開かせずに、まずは無印良品の4コマ漫画の枠を使って絵コンテ的にスライドのコマ割りを決めさせて、そのあとでパワポを作らせてました。さらに、基本的にはパワポで書く文章はあの小さい枠の中に書けと指示してました。狭くて書けないと言うんだけど、それってパワポで書いても小さい字になるからフロアの人に読みにくいので、小さい枠に書けないような文字は書くな、と指導してました。直接アウトラインの話ではないけど、ストーリーを俯瞰するのには役立ってたんじゃないかな。ふと思い出した。
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