【書評】結局、男の服は普通がいい世界一かんたん、一生使えるオシャレの方程式
この本の著者はファッション企画コンサルティング会社で働いていて、渋谷や原宿に歩く人の写真を一枚一枚チェックしている。 その数、合計5万人以上。
それは、シンプルな服で手入れされた靴を履いて、きちんとした髪をしていること。 では、同じようにすればオシャレに見えるのでは…?という提案である。
流行りの服はいつしか陳腐化し、また新しい流行りが来るこの時代、いつでも「普通服」だけは定番として陳腐化することが無いのは何故か。
でも、ファッション業界が潤うためには定番の服を流行らせても仕方が無い。だから誰も普通服を勧めないという構図があるようだ。 この本では、それら普通服の歴史や流れ、ジャンルの派生などを説明した後、具体的な「普通服」の手に入れ方について書かれている。 〈余談〉
ここからは個人的な話になるが、僕は服を選ぶことを辞めている。関心が薄いからだ。
この本に書かれている通りのシャツとジーンズをを3着ずつ購入し、バーベキューの時も仕事の時も同じ服を着て生活している。
普通服にはそれくらいの汎用性があるのだ。
服を選ばない代わりに靴を磨き、髪と眉毛を整える。
服を買わない代わりに整骨院で姿勢改善をし、ジムに通う。
そうすると、いつしか何を着てもオシャレに見えるようになるのだと思う。