能力主義は正義か
マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?
差別を解決するのは能力主義なのか?
能力主義は差別を解決しない。差別社会を黙認してしまう
能力主義は機会の平等を実現する手段として必要であるが、そもそも差別そのものがない社会をめざすべきである
能力は遺伝子で決まる。つまり運次第。
そんな中でも努力すれば成功できる―しかし努力できるかどうかすらも遺伝子で決まっている
なぜこの残酷な真実が、成功者から嫌われるか
お前も俺みたいになれる、という励ましが出来ないから
自分が努力した結果だと思いたいから
高額所得者から高い税金を取ることを、正当化するから
上級国民や貴族階級からは一般大衆は怠け者に見えてしまう=無意識な差別意識
マックジョブ(替えがきく仕事)を馬鹿にする=9割の人の尊厳や自信を奪っている
官僚は国民の下僕だ、ではなく官僚は官僚グループの下僕であって、彼等に忠誠心がある
仲間を裏切れないから法律よりらコミュニティの倫理を優先する
つまり、彼等にそういう階級にいることを自覚させて、それより大きい他の共同体にも、所属させる、してるということを自覚させろ、というのが本書の結論
連帯の階層化、その連帯意識を階層を飛び越えて、持つ
閉じたグループができることは否定せずそれらをネットワークで繋いで交流できるようにする
自分の運に対しての復讐を動機に生きないこと
貧しい家に生まれたから金持ちになりたいではなく○○したいから金持ちになりたい
https://youtu.be/hd7QV2_IDPE